1. HOME
  2. ニュース
  3. シンプレクス 米投資銀行の金融市場業務に精通したBeacon社と資本業務提携

シンプレクス 米投資銀行の金融市場業務に精通したBeacon社と資本業務提携

欧米アジアの金融機関を対象に、米投資銀行の金融テクノロジーエッセンスが集約された次世代プラットフォームソリューション「GenesisEIP」の開発・販売に注力

シンプレクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子英樹、以下:シンプレクス)とBeacon Platform, Inc.(本社:米国ニューヨーク、Co-Founder & CEO:Kirat Singh、以下:Beacon社)は、次世代プラットフォームソリューション「GenesisEIP※1(以下:Genesis)」を共同開発すると共に、協業チームを組織し、欧米アジアの金融機関を対象としたセールス・マーケティングを推進することを目的として、資本業務提携契約を締結しました。

資本業務提携の背景

グローバルに成功を収めている米投資銀行では、ゴールドマン・サックスのSecDBに代表されるように、金融市場業務に必要なエッセンスを網羅した「プラットフォームソリューション※2」を自社開発することで、収益最大化を図っています。他方、プラットフォームソリューションを構築していない一般の金融機関では、迅速な商品追加や大量計算を伴うリスク計測等の必要に迫られるなか、機動的かつ柔軟な包括的ソリューションを求めるニーズが高まっています。

こうした状況のなかシンプレクスでは、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの日本法人で20年に亘り金融工学分野の責任者を務めたメンバーを開発責任者に迎え、Genesisの開発を進めてまいりました。そしてGenesisの基盤として、米投資銀行の金融テクノロジーエッセンスが集約されたBeacon社製のBeacon Platformを採用することを決定し、技術検証を実施してきました。今回の資本業務提携は、2015年5月より協力を続けてきた現行のパートナーシップを更に発展させるものです。

資本業務提携の内容

  1. 両社にて米国ニューヨークに共同オフィスを立ち上げ、Genesisの共同開発を推進する
  2. 欧米アジアの金融機関を対象としたGenesisの共同セールス・マーケティング活動を推進する
  3. プリセールス人員やコアエンジニア等、今後3年間で50名規模の協業チームを組織する
  4. 本資本提携によりシンプレクスは、Beacon社の発行済株式の2.9%を取得

Beacon Platform, Inc.について

Beacon社は、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、バンクオブアメリカ・メリルリンチの3社にて、プラットフォームソリューション開発をリードしてきたメンバーにより、2013年に設立されました。ニューヨーク、ロンドン、ベルリンに拠点を構え、米投資銀行の金融市場業務に関する豊富な知見と、自社開発のプラットフォーム技術を融合し、金融機関に向けて包括的ソリューションを提供しています。直近では、世界的なリスクマネジメントとデリバティブの専門誌「Risk Magazine」が主催するRisk Awards 2017において”Fintech start-up of the year“を受賞する等、グローバルに注目を集めています。

Co-Founder and CEO : Kirat Singh

1997年から10年に亘り、ゴールドマン・サックスにおいてSecDBの開発に携わる。JPモルガンとバンクオブアメリカ・メリルリンチでもそれぞれAthenaとQuartzの設計開発に携わり、計18年間3社にてプラットフォームソリューションの開発に従事。

Co-Founder and COO : Mark Higgins

1998年から8年間に亘り、ゴールドマン・サックスにおいてSecDBの開発に携わる。その後JPモルガンにて、Athenaの開発プロジェクトをKiratとともに立ち上げる。計20年間トレーディングとリスクマネジメントシステムの開発に従事。

Equity Partner and CCO : Michael Kirch

2002年から12年に亘り、ゴールドマン・サックスに勤務。コモディティのスペシャリストで、ゴールドマン・サックスのEMEAコモディティ・ストラテジストチームのヘッド等を歴任。Beacon社のチーフコマーシャルオフィサー。

シンプレクス株式会社について

シンプレクスは、金融機関の収益業務に特化した金融ソリューションプロバイダーです。ソロモン・ブラザーズ証券(現:シティグループ証券)の最先端金融技術を担っていたメンバーにより、1997年に設立されました。1,000名を超える金融・ITに精通したプロフェッショナルが在籍し、大手金融機関を中心に強固な顧客基盤を獲得しています。また、米国の調査会社「IDC Financial Insights」が選定する世界の金融ITサービス企業ランキングFinTech Rankingにも毎年ランクインしています。

補足説明

※1 GenesisEIPとは、シンプレクスとBeacon社が共同開発する次世代プラットフォームソリューションのコードネームです。EIPは、Enterprise Innovation/Integration Platformの略称です。

※2 最初のプラットフォームソリューションであるゴールドマン・サックスのSecDBは1990年台初頭に誕生しました。SecDB 以降、JPモルガンのAthena、バンクオブアメリカ・メリルリンチのQuartzが相次いで構築されています。今回シンプレクスとBeacon社が共同開発するGenesisは、ソリューションプロバイダーが一般の金融機関・投資家を対象に提供する、業界初の次世代プラットフォームソリューションです。(1)機動力と柔軟性に富んだ開発基盤の構築、(2) 大規模計算の高速化とクラウド活用によるスケーラビリティの確保、(3)データ及び計算機能等の市場システムにおけるコア機能の一元管理を実現するGenesisにより、金融機関の収益最大化を支援してまいります。

詳しくは、米投資銀行の金融市場業務に精通したBeacon社と資本業務提携

新着の記事
金融行政のこれまでの実践と今後の方針~金融実務における主なポイント【後編】

金融庁が公表した「変革期における金融サービスの向上にむけて~金融行政のこれまでの実践と今後の方針~(平成30事務年度)」。前編では、全体の構成と、平成30事務年度における金融行政の重点施策のうち「デジタライゼーションの加速的な進展への対応」、「家計の安定的な資産形成の推進」、「活力ある資本市場の実現と市場の公正性・透明性の確保」に関する金融実務上のポイントを解説した。本稿、後編ではその他の重点施策について、実務上重要なポイントを解説していく。

Kyash鷹取真一氏が描くキャッシュレス社会の姿とKyashにおける今後の展開

平成30年4月経済産業省は、日本のキャッシュレス社会を推進すべく「キャッシュレス・ビジョン」を公表した。また昨今、異業種の大企業が決済分野に参入するなどプレイヤーが乱立し、キャッシュレス社会に向けた動きが激化している。本稿では、2015年1月に創業しこれまでに総額10憶円を超える資金調達を行い、ウォレットアプリを提供している株式会社Kyash CEOの鷹取真一氏に同氏が描くキャッシュレス社会の姿とKyashにおける今後の展開についてインタビューを実施した。

急増する事業承継におけるM&A~金融機関担当者が押さえておくべき留意点を解説

中小企業における後継者難が顕在化するなか、事業承継を成功させるための有効な手段として、M&Aが考えられている。近年金融機関では、事業承継M&Aの支援を行う部署を新設するなど取組みを強化している。これまでM&Aのアドバイスをあまり行っていない地方金融機関等にとって、M&Aに対する理解・ノウハウを蓄積することは重要だが、事業承継M&Aにおける特有の留意点が存在する。本稿では、事業承継M&Aをサポートするうえで直面する機会が多い点について概観する。

金融行政のこれまでの実践と今後の方針~金融実務における主なポイント【前編】

金融庁は、過去の取組みや現状の課題と、金融行政の方針との関係性をより明確化し、PDCAサイクルに基づく業務運営を強化することを目的に、これまで公表してきた「金融レポート」と「金融行政方針」を一体化させ、平成30年9月26日に「変革期における金融サービスの向上にむけて~金融行政のこれまでの実践と今後の方針~(平成30事務年度)」公表した。本稿では、金融実務に関わるポイントを解説していく。