1. HOME
  2. ニュース
  3. アクセンチュア、アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボで、スタートアップ企業8社が新しい金融テクノロジーを発表

アクセンチュア、アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボで、スタートアップ企業8社が新しい金融テクノロジーを発表

5年にわたるプログラムを通じ、アジアでのフィンテック・エコシステムの進化、スタートアップ企業と金融機関の連携を促進

アクセンチュア(NYSE: ACN)は、今年で5回目となる「アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボ(FinTech Innovation Lab Asia-Pacific)」のプログラムを締めくくる「投資家の日(Investor Day)」を香港で開催しました。当日は、先進的なフィンテックスタートアップ企業8社が、大手銀行、保険会社、ベンチャーキャピタル、テクノロジー企業の経営層に向けて自社のソリューションとサービスを発表し、フィンテックの進化と成長を示しました。

アクセンチュアと大手金融機関が協力し、先進的なフィンテックスタートアップ企業に対して12週間にわたって開催されるこのメンタリングプログラムは、2014年の開始以降順調に成長を続けています。参加金融機関は2014年の10社から今年は22社へと倍増、応募するスタートアップ企業も、2014年の100社未満から今年は160社以上へと急増しています。

2018年度のプログラム採択企業は、以下の8社です。

Bereev

Bereev https://bereev.com/

マレーシアに拠点を置くスタートアップ企業で、アジア初の遺産整理の計画をサポートするアプリケーションを開発しました。家族が困らないために、自分が死亡したときに向けて金銭面や個人的な問題などを整理し、準備できるよう支援するサービスです。

BetterTradeOff

BetterTradeOff https://bettertradeoff.com/

シンガポールに拠点を置くスタートアップ企業で、独自の包括的なライフプランニングのソリューション「Aardviser」を提供しています。人々の夢の実現に向けた資金計画において、高度な統計モデルと人工知能(AI)を活用して、最適な判断が下せるよう支援します。

Checkbox.ai

Checkbox.ai https://www.checkbox.ai/

シドニーに拠点を置くスタートアップ企業で、受賞実績のあるテクノロジープラットフォームにより、各種規制や規定、ビジネスサービスに対応するクラウド上の使いやすいアプリケーション開発を可能とし、デジタルトランスフォーメーションを実現します。技術的なトレーニングやプログラミングスキルがなくとも、各種申請書類の作成などを支援する、オンラインアプリケーションを開発することが可能です。

Gekko Lab

Gekko Lab https://www.gekko.ai/

香港に拠点を置く、金融分野での分析と調査・査定を行うレグテック(RegTech)のスタートアップ企業です。グラフ解析のソフトウェアと独自開発のデータベースにより、ユーザーはデータ分析を用いてリスクを検知、管理する能力を向上できます。

Hyper Anna

Hyper Anna https://hyperanna.com/

オーストラリアのスタートアップ企業で、AIの仮想データサイエンティスト「Anna」を提供しています。Annaは高度なデータアナリティクスを活用して、コード作成、データ分析、チャート生成、インサイト検出といった煩雑な技術的作業の処理が可能です。

Know Your Customer

Know Your Customer https://www.knowyourcustomer.com/

香港とアイルランドに拠点を置くスタートアップ企業で、口座開設前に企業や個人を迅速かつ正確に特定し、検証するデジタルソリューションを提供しています。コンプライアンス関連の定常業務を、90%自動化させることが可能です。

NoPassword

NoPassword https://www2.nopassword.com/

米国に拠点を置くスタートアップ企業で、次世代のID基盤を提供しています。企業内外のユーザーのパスワードについて、生体情報を活用した多要素認証により代替することが可能です。

Tookitaki

Tookitaki https://tookitaki.com/

シンガポールに拠点を置くレグテック(RegTech)分野のスタートアップ企業で、完全に説明可能かつ監査可能である実用的な機械学習ベースのAIプラットフォームを金融機関に提供しています。持続可能なコンプライアンス プログラムの構築をはじめ、リスクの大幅な削減、業務効率の向上を可能にします。

アクセンチュアのシニア・マネジング・ディレクターでアジア太平洋およびアフリカ地域の金融サービス部門を統括するピユッシュ・シン(Piyush Singh)は次のように述べています。「過去5年間の市場とラボの進化は、この地域における金融サービステクノロジーの未来がいかに有望であるかを示しています。スタートアップ企業の応募数が大幅に増加しているだけでなく、プログラムに参加する金融機関が毎年増えていることからも、デジタルツールを使ってビジネスを強化することの価値を、誰もが認め、実感していることが分かります。」

このアジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボの成長は、アジア・パシフィックにおけるフィンテック分野への関心と投資意欲の高まりを反映しています。CB Insights社が提供するデータをアクセンチュアが分析したところ、同地域における2017年のフィンテック投資は69億米ドルでしたが、2018年は最初の9カ月で既に223億米ドルに到達しました。2018年1月~9月の全世界のフィンテック投資は403億米ドルに達し、前年の合計である266億米ドルを上回っています。アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボの開始以降、選出された金融テクノロジー企業41社は、プログラム採択後に合計4億5700万米ドルの資金を調達しています。

ラボの創設メンバーでもあるインベスト香港(香港政府で海外直接投資を担当する部門)でフィンテックを統括しているチャールズ・ドーシー(Charles D’Haussy)氏は次のように述べています。「香港におけるフィンテックのエコシステムは、過去数十年にわたって技術的変化の最前線にいます。特にこの5年間は新たなイノベーションに基づくフィンテックの新時代を迎えており、香港の関連企業や機関は急速に変化する市場ニーズに応えるためにさまざまな変革を進めています。香港における金融サービスコミュニティー関係者の多くが集結する、この先進金融テクノロジーラボによって、フィンテックの発展は確実に促進されています。」

2018年度のアジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボに参加した主な金融機関は、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、HSBC、J.P.モルガン、マッコーリーグループ、モルガン・スタンレー、野村グループ、ソシエテ・ジェネラル、スタンダードチャータード、サンライフ・フィナンシャル、UBSでした。また、AIAインターナショナルリミテッド、ブラックロック、中信銀行国際、中国建設銀行(アジア)、シティ香港、ゼネラリ、メイバンク、サイアム商業銀行、衆安インターナショナル、チューリッヒ・インシュアランスが準パートナー金融機関として参画しました。

アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボの創設メンバーの1社であるサイバーポートが、参加スタートアップ企業にワークスペースを提供しました。サイバーポート社は香港最大のフィンテックコミュニティーを有し、スタートアップ企業に対して、志を同じくする世界のイノベーターとの緊密かつダイナミックなネットワークを提供しています。

アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボは、アクセンチュアとニューヨーク市パートナーシップ基金(Partnership Fund for New York City)が2010年に設立した「ニューヨーク先進金融テクノロジーラボ」をモデルにしています。ニューヨーク市パートナーシップ基金は、1億5000万ドルの資金を擁したPartnership for New York Cityの投資部門です。アクセンチュアはこのプログラムの成功を受けて、2012年に「ロンドン先進金融テクノロジーラボ」をスタートさせました。2017年にはドバイ国際金融センター(DIFC)と協力して、中東・アフリカ・南アジア(MEASA)地域初のフィンテックアクセラレーターとなるFinTech Hiveのプログラムを開発しました。先進金融テクノロジーラボに参加した全世界の企業は、プログラム参加後に15億米ドルのベンチャーキャピタル資金を調達しています。

本プレスリリースは、2018年10月25日(現地時間)にアクセンチュアの香港より発表した内容を日本語に翻訳したものです。原文のプレスリリースは、以下のURLよりご覧いただけます。(英語のみ)

https://newsroom.accenture.com/news/eight-startups-featured-at-accentures-2018-fintech-innovation-lab-asia-pacific-investor-day.htm

アクセンチュアについて

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する45万9,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。

アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

詳しくはこちら 、「アクセンチュア、アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボで、スタートアップ企業8社が新しい金融テクノロジーを発表

新着の記事
会社法改正の動向と実務対応~自社に影響する事項を洗い出し改正に備えた対応を検討~

法制審議会会社法制(企業統治等関係)部会(部会長・神田秀樹学習院大学法科大学院教授)は、2019年1月16日の第19回会議において、「会社法制(企業統治等関係)の見直しに関する要綱案」及び附帯決議を決定し(※1)、要綱案及び附帯決議は、同年2月14日開催の法制審議会の第183回会議において原案どおり承認され、要綱案は「会社法制(企業統治等関係)の見直しに関する要綱」となって法務大臣に答申された(※2)。本稿は、要綱の概要及び要綱に基づく会社法改正法案が成立した場合に必要となる実務対応のポイントについて解説する。

【連載】自動運転の最前線~技術開発と日本の法整備

前稿では、自動運転技術とその影響を踏まえ実用化に向けた法整備の現状について解説した。第2回目では、走行試験と技術開発の現状を紹介するとともに法整備においてロードマップ、交通ルールの整備について解説していく。

不動産市場の先行きと投資機会

我が国の不動産市場は、このところ順調な回復をみせている。賃貸オフィス市場では主要都市において空室率が低下しており、賃料も増加基調にある。マンション市場においては、新築、中古ともにこれまで価格上昇基調をたどってきた。また不動産投資市場では、投資家の物件取得意欲が高い状態が続いている。本稿では、先行きと投資機会について考察する。

データサイエンティスト育成のための産学官による学びなおしの場を提供

ビッグデータ利活用の環境が整備されつつある中、その担い手となるデータサイエンティストが世界的に注目されて久しい。今や各国の政府が将来の国力を左右する材料として重視し、専門人材の育成に本腰を入れ始めた。データサイエンス人材に関する産官学の動きや、世界最高峰のデータサイエンティストが数多登録するプラットフォーム「Kaggle」などを関係者に聞いた。本稿では、文部科学省が超スマート社会の到来に向けてスタートさせた取り組みと、その狙いや目標について解説していく。

注目のセミナー すべて表示する