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量子コンピュータを巡る最新動向

〜万能量子コンピュータの基本原理、その商用化の展望から、暗号への影響と対策、各国の対応まで〜
量子コンピュータの最新動向を学ぶ
量子コンピュータを巡る最新動向

講演内容

近年、大学や企業等を中心に量子コンピュータの実用化に関する研究開発が活発化している。量子コンピュータは超並列的な演算処理が可能であり、その処理性能が向上すると、さまざまな分野における業務を効率化できる等のメリットが期待される。その一方で、量子コンピュータの処理性能が一定のレベルに達すると、データのセキュリティを確保する基盤技術として広く利用されている暗号のセキュリティが低下しうることが知られている。

前半では、量子コンピュータの基本原理をIBM Q Experienceによるデモを交えつつ概説し、商用化に向けた実際の取り組みを紹介する。後半では、量子コンピュータが暗号のセキュリティに与える影響やその対策技術に関する研究動向ついて概観するとともに、金融分野において今後検討すべき課題について整理する。

講師

小野寺 民也 氏

日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所
副所長
技術理事

1988年東京大学大学院理学系研究科情報科学専門課程博士課程修了。同年日本IBM入社。

以来、同社東京基礎研究所にて、プログラミング言語、ミドルウェア、分散システム等の研究開発に従事。最近ではとくにAI基盤ソフトウェアおよび量子計算ソフトウェアスタックに興味をもつ。

現在、同研究所副所長、同社技術理事.理学博士.米国計算機学会Distinguished Scientist、情報処理学会シニア会員、日本ソフトウェア科学会会員。

講師

清藤 武暢 氏

日本銀行
金融研究所
情報技術研究センター 主査

2015年日本銀行入行。

以来、金融分野の情報セキュリティ技術(主に、耐量子計算機暗号や高機能暗号)の調査・研究に従事。 博士(工学)。

主な論文に、「量子コンピュータの解読に耐えうる『格子暗号』の最新動向」(『金融研究』34巻4号、日本銀行金融研究所、2015年)、「量子コンピュータが共通鍵暗号の安全性に与える影響」(日本銀行金融研究所ディスカッション・ペーパー・シリーズ、日本銀行金融研究所、2018年)等が、レポートに「量子コンピュータが金融サービスのセキュリティに与える影響とその対策」(日銀レビュー、2018年)がある。

当日のプログラム

【前半】 万能量子コンピュータの基本原理、その商用化の展望
【小野寺 民也 氏】

1.量子コンピュータ概説

(1)万能量子コンピュータの現在と展望
(2)代表的な量子アルゴリズム
(3)期待される量子アプリケーション

2.量子コンピュータ商用化の取り組み

(1)万能量子コンピュータIBMQSystems
(a)近似万能量子コンピュータ
(b)量子アルゴリズムの実際
(2)量子ソフトウェア開発
(a)IBMQExperience
(b)QISkit
(c)高性能シミュレータ
(3)IBMQNetworkでのお客様との共創
(a)IBMQNetworkHub@KeioUniversity
(b)有望な適用領域

【後半】暗号への影響と対策、各国の対応
【清藤 武暢 氏】

1.暗号とその仕組み

(1)暗号とは
(2)公開鍵暗号と共通鍵暗号

2.量子コンピュータによる暗号解読

(1)暗号解読に利用可能な量子アルゴリズム
(a)グローバーのアルゴリズム
(b)サイモンのアルゴリズム
(c)ショアのアルゴリズム
(2)公開鍵暗号と共通鍵暗号の解読手法
(3)対策技術

3.各国の対応

(1)米国の動向
(2)欧州の動向
(3)日本の動向

4.金融分野において検討すべき課題

【質疑応答】

補足事項

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい。

主催企業

株式会社セミナーインフォ

お申し込み

開催情報

開催日時

2018-09-20(木) 9:30~12:30

参加費

39,250円 (定価 40,250円)

会場

株式会社セミナーインフォ カンファレンスルーム

〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル2F