NFTとは?わかりやすく解説【2024年8月最新版】


昨今、ブロックチェーンから生まれた新たなしくみとして「NFT」が注目されています。NFTの基礎知識、購入販売方法から、国内外のNFTマーケットプレイス、注目のニュースを踏まえて解説します。

目次

NFTの購入方法

NFTを実際に購入するには、以下の手順で進めて行きます。

  1. 暗号資産取引所で口座を開設する
  2. 暗号資産取引所に日本円を入金する
  3. 暗号資産を購入する
  4. 任意のNFTマーケットプレイスにログインする
  5. NFTを購入する

NFTを購入する前提条件として、現金ではなく仮想通貨のイーサリアム(ETH)が必要になります。そのためまずは、「暗号資産取引所で口座を開設する」ことが必要です。※2024年8月現在では、クレジットカード決済に対応しているNFTマーケットプレイスも増えています。
具体的には「Coincheck」のサイトやアプリから、アカウント作成、本人確認を行います。スマホからでもパソコンからでも可能になります。また本人確認書類には運転免許証などを用意しておくと良いでしょう。

引用:https://coincheck.com/ja/article/267

アカウント開設後、自身のアカウントに日本円を入金します。Coincheckでは「銀行振込」「コンビニ入金」「クイック入金」の3種類から入金が可能です。
銀行入金の場合は、以下のような手順で進めていきます。

引用:https://coincheck.com/ja/article/158

日本円の入金を行ったら、実際にイーサリアム(ETH)を購入していきます。イーサリアム(ETH)を購入する方法は、アプリから購入するか、取引所から購入するかの2つのパターンになります。
アプリでは「メニュー」からチャートを選択して、イーサリアム(ETH)を選び、購入ボタンを押すことで完了します。

引用:https://coincheck.com/ja/article/112#i5

取引所とはユーザー同士で直接取引を行い、売買をする方法です。取引所のリストの中からイーサリアム(ETH)を選択して、「レート」と「注文量」を入力して、問題がなければ購入を選択します。

引用:https://coincheck.com/ja/article/479#i2

イーサリアム(ETH)の購入完了後、任意のマーケットプレイスにログインを行います。どのマーケットプレイスが良いかは任意になるので、この後の「国内の大手NFTマーケットプレイス」の章にあるものから、まずは確認してみてください。

マーケットプレイスにログイン後、さまざまな商品を選択することが可能になります。実際に購入できるものは、左上に「出品中」と表示されているものになります。
出品可能なものから、自身が欲しいNFTを選択し、購入画面へ移動します。内容を確認し、問題がなければ「購入」を選択して完了です。

引用:https://coincheck.com/ja/article/492#i4-3

NFTの販売方法

NFTは誰でも自身の作品などの販売や購入した商品の出品などが可能です。実際に販売を進める手順は、以下の通りです。

  1. 仮想通貨ウォレットを作成する
  2. ウォレットに仮想通貨を入金する
  3. 販売を行いたいNFTマーケットプレイスとウォレットを連携させる
  4. 商品を出品して、販売形式を決める

NFTを販売するためには、まず仮想通貨ウォレットを作成する必要があります。なお仮想通貨ウォレットは、購入を行う場合にも利便性は高いため、いずれにしても作成しておくと良いでしょう。
具体的には、MetaMask(メタマスク)を無料インストールしていきます。MetaMaskはGoogle Chromeの拡張機能に追加するのみなので、簡単に利用を始めることが可能です。以下の手順で進めていきます。

【MetaMask(メタマスク)設定手順】

  1. MetaMaskをインストールして、Google Chromeの拡張機能に追加する
  2. ウォレットの作成に進み、パスワードを設定する
  3. パスワードを設定する

引用:https://www.bridge-salon.jp/toushi/nft/#back

MetaMaskの作成後、ウォレットに仮想通貨を入金していきます。なお、仮想通貨を送金する理由は、出品時に手数料等がかかるためです。そのためコインチェック等でイーサリアム(ETH)を購入して、設定したウォレットへ送金していきます。

ウォレットへの入金が完了したら、自身が出品したいNFTマーケットプレイスにログインを行い、連携をしていきます。NFTマーケットプレイスに新規登録をする場合には、必要事項を入力していきます。画面に手順が表示されることがほとんどですので、画面の指示に従って進めてください。

最後に実際にNFTマーケットプレイスで出品を行っていきます。
実際の商品画像から、名前、カテゴリー、受け取りたい通貨などを設定して完了です。

引用:https://coincheck.com/ja/article/458#i3-3

国内の大手NFTマーケットプレイス

Coincheck NFT

Coincheck NFTはコインチェック株式会社が運営している、国内初の暗号資産交換業者が運営するマーケットプレイスです。ガス代と呼ばれるネットワーク手数料が不要な点が最大のメリットになります。またCoincheckアプリ(Android)からの利用も可能なため、利便性も高いマーケットプレイスです。

名称 Coincheck NFT
対象 アート、ゲーム、トレーディングカード、ファッション等
利用可能な暗号資産 BTC, ETH, MONA, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, XLM,QTUM, BAT, IOST, ENJ, OMG, PLT, SAND, DOT
手数料 販売手数料:10%
出庫手数料:0.01〜0.16ETH
URL https://nft.coincheck.com/

SBINFT Market

SBINFT Marketはプラットフォーム事業を行っているSBINFT 株式会社が運営しているマーケットプレイスです。SBINFT 株式会社は、金融商品のサービスや情報提供を行っているSBIグループの一つです。SBINFTでは、公認アーティスト制を採用しており、出品には審査が必要なのが特徴です。そのため質の高いNFTが多く存在します。また暗号資産の他にも日本円(クレジットカード)でもNFTの購入ができるのも特徴です。

名称 SBINFT Market
対象 アート、ゲーム、音楽等
利用可能な暗号資産 ETH, MATIC
手数料 販売手数料:10%
URL https://sbinft.market/

Adam by GMO

Adam by GMOは、GMOグループのGMOアダム株式会社が運営しているNFTマーケットプレイスです。アート作品等のコンテンツを扱っており、クレジットカードや銀行振込によるNFTの購入が可能です。そのためNFTを取り扱う利便性が高いと言えます。
また購入したNFTは二次流通することも可能で、クリエイターに一部のロイヤリティーが還元される仕組みになっています。

名称 Adam by GMO
対象 アート、イラスト、トレカ等
利用可能な暗号資産 ETH
手数料 販売手数料」:10%
クレジットカード決済手数料:3%
振込手数料:300円(日本円取引)
URL https://adam.jp/

楽天NFT

楽天NFTは、楽天グループが提供しているNFTマーケットプレイスです。楽天グループが運営しているため、楽天IDを持っていればすぐにNFTを利用することが可能です。
またMetaMaskを通じてETHによる決済が可能な他、日本円での決済や楽天ポイントでの決済も可能となっています。そのため楽天経済圏を活用している人は、活用しやすいNFTと言えます。
暗号資産などに縁がなかった場合でも、始めるのにハードルの低いNFTマーケットプレイスです。

名称 楽天NFT
対象 スポーツ、アイドル、漫画・アニメ、ゲーム、アート等
利用可能な暗号資産 ETH
手数料 販売手数料:14%
URL https://nft.rakuten.co.jp/

HEXA

日本最大級のNFTマーケットプレイスで、日本円での支払いが可能です。特徴として、仮想通貨やウォレットが不要で、クレジットカード決済で簡単にNFTの購入、販売、発行ができます。
また、HEXAメタバースと連動しており、HEXAで購入したNFTは、HEXA住民票NFTがあればHEXAメタバースに飾ることもできます。

名称 HEXA
対象 アーティストやクリエーターが集うNFTマーケットプレイスで、特にアート作品の取引に注力
利用可能な資産 日本円
手数料 発行手数料: 無料
販売手数料:
通常: 20%
ETHチェーンの場合: 30%
URL https://hexanft.com/

海外の有名NFTマーケットプレイス

OpenSea

OpenSeaは2017年から運営されているNFTマーケットプレイスです。取引量は世界最大級とされており、高額な商品からトレンドの商品まで幅広く抑えているのが特徴です。また出品者に審査などはなく、クリエイターは誰でも自由に出品することが可能です。そのためクリエイターとして活動を始めたばかりの人でも、すぐに出品ができるのがメリットになります。日本人でも村上隆氏の作品が出品されているため、認知度が高いNFTマーケットプレイスです。

名称 OpenSea
対象 アート、ゲーム、トレーディングカード、音楽等
利用可能な暗号資産 ETH, MATIC, Klaytn
手数料 出品手数料:約0.01ETH ※日々の需要によって変動
販売手数料:2.5%
URL https://opensea.io/

Rarible

Raribleは2020年からスタートしたNFTマーケットプレイスで、「RARI」と呼ばれている独自の通貨(ガバナンストークン)を発行しているのが特徴です。RARIを獲得することで、Rarible内で行われるコミュニティ投票に参加できるようになるなど、独自の要素を備えていることが人気を博しています。

名称 Rarible
対象 アート、ゲーム、音楽、フォトグラフ等
利用可能な暗号資産 ETH
手数料 販売手数料:2.5%
URL https://rarible.com/

Foundation

Foundationは高額なNFTを取り扱っていることが特徴のマーケットプレイスです。Foundationの特徴は出品を行うクリエイターが招待制であるという点です。また承認にも事前審査が必要なため、誰でも気軽に出品ができるわけではありません。そのためクリエイターの質が担保されており、出品ができること自体がステータスにもなっています。
結果として高額なNFT商品として扱われることも多く、クリエイターにとってもメリットがあるマーケットプレイスです。

名称 Foundation
対象 デジタルアート
利用可能な暗号資産 ETH
手数料 販売手数料:15%
URL https://foundation.app/
TheFinance編集部
寄稿
株式会社セミナーインフォ
TheFinance編集部
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