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「ことら」の手数料
「ことら」の手数料は一律には決まっていませんが、サービスを開始している31行は無料です。
現在、ある大手銀行では、他行へ送金の際、3万円以上で330円、3万円未満で220円の振込手数料がかかっており、ユーザーにとって負担となっていました。この手数料は「全銀システム」の使用料として、システムを維持するために必要でした。
ことらでは全銀システムと並行して、日本電子決済推進機構(JEPPO)が運営する「J-Debit」を利用します。「J-Debit」はすでに存在しているシステムで、APIを利用しているシステムのため、構築コストが少ないのが特徴です。そのため「ことら」に参加する事業者の負担も少なくなり、利用するユーザーの手数料も安価に済むとしています。
「ことら」の加盟銀行
2023年2月2日時点の加盟銀行は以下の通りです。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 足利銀行
- 伊予銀行
- 愛媛銀行
- 関西みらい銀行
- 北九州銀行
- 京都銀行
- きらぼし銀行
- 熊本銀行
- 佐賀銀行
- 山陰合同銀行
- 静岡銀行
- 七十七銀行
- 十八親和銀行
- 十六銀行
- 常陽銀行
- 千葉銀行
- 徳島大正銀行
- 南都銀行
- 西日本シティ銀行
- 百五銀行
- 広島銀行
- 福岡銀行
- 北陸銀行
- 北海道銀行
- みなと銀行
- もみじ銀行
- 山口銀行
- 山梨中央銀行
- 横浜銀行
「ことら」のシステム
「ことら」は、「J-Debit」を基盤に構築されているシステムです。
「J-Debit」は金融機関のキャッシュカードを利用して買い物などを行うと、直接支払いができる即時決済サービスになります。「J-Debit」には既に1,000を超える金融機関が接続しており、既存で活用されているため、抵抗なく利用可能なのがメリットです。
「ことら」ではユーザーが利用しているアプリなどを、API経由で「J-Debit」に接続し、手間がかからない送金などを実現していきます。
- 寄稿
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株式会社セミナーインフォTheFinance編集部