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CBDCの今後
CBDCは今後さらに世界的に展開していくことが考えられます。すでに運用を行なっているバハマのような国もあれば、デジタル人民元を推し進めている中国、暗号資産に関する大統領令に署名したアメリカなど発展途上国から先進国に至るまで、CBDCの検討が始まっているからです。
加えて新型コロナウイルスの影響により、リモートでのやり取りや、業務のデジタル化はさらに加速しています。こうした流れに乗って世界的にお金のデジタル化は、さらに進んでいくと考えられます。世界的な普及はまだまだ先と思われますが、前段階である法的整備や政策整備は強化されていくでしょう。
日本では日本銀行による実証実験は始まっていますが、方向性が定まっているとは言い難いのが現状です。国際通貨研究所の提言では、CBDCをどのように扱っていくのか、官民一体で目的と方向性についてコンセンサスを形成することが必要としています。
まとめ
世界はCBDCの実現に向けて大きく動き出しています。特に中国のデジタル人民元は現時点におけるCBDCの分野でリードしており、デジタル人民元を軸とした通貨圏の形成の可能性も秘めています。
各国の中央銀行が同じ時期に大がかりにCBDCの実現に向けて研究を重ねており、今後、決済システムの在り方が大きく変わることが予想されます。CBDCについて今後も注視していくことが必要です。
- 寄稿
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株式会社セミナーインフォTheFinance編集部