世界トップレクラスのグローバル・ベンチャーキャピタルであるPlug and Play Japan株式会社は、2018年9月5日、6日にPlug and Play Japan Batch1 EXPOを開催した。
今回開催された「Batch 1(※)」では、来場者数は1,200名を超え、IoT、Mobility、Fintech、Insurtechの4業界の国内外44社のスタートアップがピッチに参加した。当日は、各分野において3つの賞を設け、表彰された。賞の内容は、以下の通り。
- EXPO Winner
聴衆の投票により、最も得票を集めたスタートアップを表彰。 - PnPJ Award
国内スタートアップの中で、世界展開の可能性が高い企業を表彰。受賞社には、Plug andPlayシリコンバレー本社で、VC / 海外企業の前でのピッチ機会を無償提供。 - Global Startup Award
海外スタートアップの中で、日本市場への展開可能性が高い企業を表彰。
The Financeでは、9月6日に行われたFintech、Insurtech分野において表彰された企業を紹介する。
Batchとは
「ひとかたまり」や「一区切り」という意味。大きいかまどで“一括り”で小さいパンをいくつも焼く、ということからこの“一括り”をBatchと呼ぶ。Plug and Playでは12週間を一つのBatchとして年2回のプログラムを実施。
Insurtechスタートアップ 13社が登壇
【Global Startup Award】Eltropy
Eltropyは人工知能を活用し、FacebookのメッセンジャーやLINEなどのSMSから顧客の関心を引き企業の営業支援ツールを提供する。
【PnP Award】justincas
Justincaseは、保険の無駄を省き、保険をもっと身近に。テーマに、最新のテクノロジーを活用しリスクのスコア化、利用者に合わせた保険料の適正化を実現する。スマホで完結するスマホ保険、ケガ保険を提供している。今後は、旅行保険や家電保険のサービスを計画している。
【EXPO Winner】SQREEM
SQREEMは、シンガポールに拠点を置く、デジタル広告プラットフォームを提供している。消費者行動を予測分析し、的確なタイミングで広告を掲載しターゲット顧客へのオンラインでのリーチを高精度し実現する。
Fintechスタートアップ 11社が登壇
【Global Startup Award】Quantstamp
Quantstampは米サンフランシスコに拠点を構え、スマートコントラクトの監視、および脆弱性を自動的に発見する次世代セキュリティ企業である。
【PnPJ Award】/【EXPO Winner】GINKAN
GINKANは、PnPAwardとEXPO Winneerのダブル受賞した。GINKANは、AIとトークンエコノミーを用いた全く新しいグルメ SNS「SynchroLife(シンクロライフ)」を運営しており、世界155か国のレストランに関する投稿に対応している。シンクロライフは、ブロックチェーンを活用し投稿された情報の正確性を担保する仕組みを使っている。
2019年3月にBatch 2を開催
InsurTech/FinTechそれぞれのAwardが発表された後、Plug and Play Japan株式会社は2019年3月6~7日にBatch1同様、「IoT」「Fintech」「Insurtech」「Mobility」の4つのテーマを主軸とした「Plug and Play Japan Batch2 EXPO」を開催することを発表し、当日の参加募集も開始した。